ライナーノーツ

ライナーノーツ (※一部準備中!)

2015年11月。ひっそりとアップロードされたたった1分ちょっとの素人製作アニメ「ばせばらら」は新生動画再生氷河期・投稿者人気二極化という話とは全く関係なく、お話し・キャラクターともに魅力が欠けていたため再生数二桁に留まった。

それから8ヶ月。作者が何をトチ狂ったかよせばいいのに何故か続編を製作。しかし、お話し・キャラクターの魅力のなさは相変わらずも、キャラクターボイスが一新!チョー素敵な方々が声をやってくださることになりようやく長所が備わったアニメはその魅力だけを悪どく利用し、勢いをつけ再生数を稼ぎ、ニコニコ動画「描いてみた」ランキングで一桁ランクインを達成し更にその2週間後にはとうとう1位を獲得!(大カテゴリでは56位)さらに困惑する視聴者をこのブログまで引っ張り込みライブドアブログランキングでも69位という大進撃!そのあとわずか一晩で30000位に舞い戻るらしさも忘れなかった!

しかしこのアニメ、素敵なのはキャラクターの声だけではなく、うしろで流れているBGMの曲も評判に!この機会に曲に注目してみよう!チンケで狂っているお話しの内容の造形を深めることも出来るかもしれないゾ!出来なくてもいいゾ!


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・小分けで観る↓↓↓

Village People - 「YMCA」

Take Me Out to the Ball Game

Supergrass - 「Alright」

The Bus Boys - 「Cleanin' Up the Town」

Tom Jones - 「If I Only Knew」

Sarah Brightman - 「Time To Say Goodbye」

Blues Brothers band - 「Can't Turn You Loose」

Nena - 「99 Luftballons」

Seu Jorge - 「Japonesa」

Dschinghis Khan(Genghis Khan) - 「Dschinghis Khan」

Will Smith - 「Men in Black」

John J. Stanley  & His band - 「Champion」

The Donnas - 「Take It Off」

John Colby - 「espn sports theme song」

The Buggles - 「Video Killed the Radio Star」

Zebrahead - 「Playmate of the Year」

Rainbow - 「Starstruck」

Maynard Ferguson - 「The Fly」マスクド・スーパースターのテーマ

Giuseppe Fortunino Francesco Verdi -「Requiem"Dies Iræ"」

Cauterize - 「Shooting Stars」

Ghoti Hook - 「At The Zoo」

Survivor - 「Eye Of The Tiger」

Funiculi Funicula

Meryl Streep - 「Mamma Mia」
※カヴァー元 Abba - 「Mamma Mia」

The Beach Boys - 「Kokomo」

Jaya The Cat - 「Fake Carreras」

藤田絵美子 - 「さよならさざんか」

Van Halen - 「Dance The Night Away」

England Dan & John Ford Coley - 「I'd Really Love To See You Tonight」邦題:秋風の恋






ヴィレッジ・ピープル - 「YMCA」

ヴィレッジ・ピープル - 「YMCA」 

▼ニコニコ版

ばせばららオープニングソング。日本人なら誰もが一度は聞いた事があるほど、テレビ、CM、イベント会場……とにかくいろんな場所で流れている曲!その音楽のノリの良さからゲイの人の曲とは知らない人も多いハズ!ニコニコ動画内ではコメントでも「(歌っている)ヴィレッジ・ピープルはホモ」とも書かれてしまっているが、実はヴィレッジ・ピープルはなんとヴォーカル以外、バックコーラスは全員ゲイというスゴイグループだ!(なおヴォーカルも影響されその後ゲイになってしまったという噂)

ゲイではなかったヴォーカルは元々、かなり実力のあるシンガーでバックコーラスをしていた時にプロデューサーに目をつけられる。しかしそのプロデューサーが「ゲイグループで売ろう!」ととんでもない提案。こうして活動をはじめたのだが「ゲイを馬鹿にするな」とゲイからは評判が悪かった。そこで曲が誰にでも受け入れられるようポップ路線にしたところ、これが大当たり。
1978年に出した「マッチョマン」(こちらも有名な曲なので1回は耳にしたことがあるハズ!)が全米25位内に入るというヒット、そして同年11月に出したこの曲「YMCA」が入ったアルバムは初登場31位に入った後、みるみる順位を上げていく!結局1位は獲得できなかったものの、2位を3週連続で、さらにTOP10内に12週、TOP40内に20週留まる大ヒット!イロモノでも曲が良ければちゃんと売れるという証明を見事果たしたのであった。ちなみに「世界で爆発的に売れたシングル記録」では「YMCA」は2016年現在、1200万枚となっている。

グループコンセプトがコンセプトなのでかなり意味深な歌詞が並ぶ「YMCA」だがその曲調そのままで英語で書かれた歌詞はかなり前向き。別に「ゲイ」とか「ホモ」とかそういう単語が出てくる訳ではない。YMCAというのはキリスト青年会のことで一般的に「YMCA」と言えばその団体が提供している格安の宿を指す。そこがゲイの交流場……という訳では……ない……とは思うのだが(笑)しかし「熱心な男キリスト教信者=ゲイ」というジョークが炸裂している西洋では無事に曲の歌詞とYMCAという単語で「ああ、そういうことか」と納得出来るという訳である。日本人は知らないが海外ではこのYMCA=ゲイソングというのは常識。ただしこの曲の大ヒットのおかげでYMCAの宿泊地では逆にゲイは盛り上がること無く自粛したというエピソードもある。

野球とのつながりで言えば、プロ野球では5イニングが終わるごとにグラウンド整備(野球選手たちがスライディングなどプレイ中に荒らした地面を簡単にではあるがならす時間)やストレッチタイム(イニング間に観客に「椅子に座りっぱなしじゃ不健康だからたまにはちょっと身体動かそうぜ」という意図で簡単にダンス等させる)で流される。もちろん本場アメリカメジャーリーグからの導入だ。確かにあの腕でやる「YMCA」は軽い運動には最適なダンス……と言いたいところだが実はあのジェスチャーは日本オリジナル。西城秀樹のヤングマンで取り入れられたものでその後来日したヴィレッジ・ピープルが西城秀樹により直伝されたものだ。その後もヴィレッジ・ピープルはライブでYMCAを歌う前に観客に振りを教えるのが恒例。
日本では日本ハムファイターズ主催試合で5回終了後に流れるが曲のクライマックスではグラウンドキーパー(整備員)の動きにも注目!





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Take Me Out to the Ball Game

作詞者ジャック・ノーワース、作曲者アルバート・フォン・ティルザー
 - 「Take Me Out to the Ball Game」

▼ニコニコ版

曲の邦題は「私を野球に連れてって」。「ばせばらら」アニメ本編のメインBGM。バージョン違いも含め多用されている。
1908年に作られたという歴史のあるこの歌は野球関連の歌ではおそらく世界で一番有名。海外の野球映画にも頻繁に使われるし、日米問わず球場内でオルガンで演奏されているので日本プロ野球ファンは「知らなくても聞いたことある!」という方も多いのではなかろうか。日本の球場内では7回には球団歌が流れるがアメリカメジャーリーグでは前記した7回の「ストレッチタイム」にはこの曲が流れみんなで大合唱するのが恒例。

気になる歌詞の内容はタイトルの通り、「野球場へ連れてって」とせがむ人の歌。ディテールは野球狂の女性。「ピーナッツとクラッカージャックを買って」という歌詞があるがクラッカージャックというのは日本で言えばキャメルポップコーンみたいなお菓子。crackerjackには優秀な、一流の人または物、“素晴らしい”位の意味があってこの商品を食べたセールスマンが思わず「That's crackerjack!(これは素晴らしい!)」と賞賛したのが名前の由来なんだとか。現在はクラッカージャックを作ったクラッカージャック社はペプシコーラの傘下としてちゃんと存在している。

この歌の紹介をする上で欠かせないのが、この曲を作った人のエピソード。こんな素晴らしい曲を作るくらいなのだからさぞ野球好きだったのであろう……と思いきや、実はプロ野球を1回も見たことがなく、しかもルールさえよく知らないで作ったのだとか!この曲が出来て20年後にようやくプロ野球観戦をしたというのだから驚き。まあサッカー業界の方も作者がルールをよく知らないのに出版社からサッカー漫画を描かされ世界中で大ヒットしてしまうということもあるし、似たようなもんか!

なお、以下のお話では超有名音楽家でロックの殿堂入りもしているドクター・ジョン(マック・レベナック)のバージョンが使われている。オルガンではなくジャズテイストのピアノで演奏されているところが渋い!

▼ニコニコ版






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Supergrass - 「Alright」

Supergrass - 「Alright」

▼ニコニコ

「オーライ」のタイトルにあるとおり、曲中ヴォーカルが爽快に「オーライ」と歌うこの曲。日本で「オーライ」なんて聞く場面といえば自動車の運転手が駐停車する際、誘導係が言う「オーライオーライ」。オーライ(Alright)は本来は「All right」の略で正しい英語ではなかったがみんながこう書いていたらこれもOKになったという類の英語。日本だって例えば平安時代から比べたらえらく日本語の形は変わっているので別に不思議ではない現象ですよね。

日本語での意味は「大丈夫」とか「平気」とかという意味で身近な英会話でも「Are you alright?(大丈夫ですか?)」「That’s all right.(大丈夫ですよ)」がある。しかし英語は状況等で意味が微妙に変わってきたりするので気をつけよう。

「ばせばらら」では虫とりのお話で使われている。ばせばららは友達とのとってものんきな場面を描いていることが多いアニメだが実はこの曲もとってものんきな曲でありアニメと曲で内容がリンクしている。「僕らは若い、野を駆ける、友達と会う、それで安心する」とのんきな日常を歌っている。アニメでは使われていない部分では「お金があったから、自転車を買った、そしてそれで、野を超えた、誤って、壁に激突。でも大丈夫だよ」とやはりかなりのんき。のんきな部分がまさに「ばせばらら」のイメージにぴったり。

そして曲の中では「僕って君達に似てる?よくわからないけど」とも歌っている。

バンドは「Supergrass」。イギリスを代表するバンドで数々のアーティストに影響を与えたが2010年に惜しまれながら解散。あのスピルバーグ監督から主役にして番組制作をしないかという話をもちかけられたがアルバム制作に忙しくて無視したという凄いエピソードもある。






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The Bus Boys - 「Cleanin' Up the Town」

The Bus Boys - 「Cleanin' Up the Town」

▼ニコニコ

この曲に聞き覚えがあるという方はよほどの洋楽通かもしくはゴーストバスターズのファンではないだろうか(笑)大学を追い出されたベンクマン、レイ、イーゴンの3人は後にゴーストバスターズとして世界的に有名になるのだが、その記念すべき一番はじめの仕事でぼったくり価格で借りている元消防署から4000ドルで買ってきた中古のポンコツ故障車に飛び乗り出動する時にかかっている曲がこれだ。(正確に言うとはじめての依頼はダナだけどもあれは未報酬なのでベンクマンの”ナンパの一環”と観るべき?!)ちなみにエンドロールの1曲目でも使われている。

著者も大好きな曲だけども日本ではあまり馴染みがなく検索してもブログなどで翻訳解説をしている日本人もいなければなんとWikipediaにすら日本語ページは存在せず。しかし有名なバンドで有名な曲であることは間違いない。このグループで一番有名な曲はエディ・マーフィの映画デビュー作である「48時間」のエンディングスタッフロール曲”The Boys Are Back in Town”。しかしゴーストバスターズのために制作されたこの「Cleanin' Up the Town」が収録されたアルバムも84年グラミー賞にノミネートしている。もっとバンドについて詳しく知りたい方はWikipediaの英語ページを観たれぃ!

ウィキペディアの英語ページはちょっと難しいかもしれないしこの曲を聞いてても歌詞はわからなかったとしても曲名で検索をかければすぐに出てくるし、英文を眺めてみるとそんな難しい代物ではなく、わからない単語があってもパソコンで検索していけば中学生でもわかると思う。ポップな雰囲気も当然だが歌詞の組み方も含めてまさにアメリカン!な世界を感じられる歌なのでアメリカ英語を学びたい者には持って来いの教材ではないだろうか。なおわからなくても日本で暮らしているのなら英語なんて滅多に使いませんから心配しなくても大丈夫(笑)外国人観光地で溢れる浅草に住んでいる筆者も1年に1人くらいしか英語で話しかけられません。最近は中国語が多い。

タイトルである「Cleanin' Up the Town」は直訳すれば「街をお掃除」的な意味だが何を一掃したかは当然、起用された映画からして”お察し”の通り。「ばせばらら」のこのお話のテーマはその例の「”お察しの物”撃退」ということでそれに関連している映画で筆者が一番好きな曲を採用。ドクター・ジョンと言い、Supergrassと言い、ピアノが大好きであるなぁ製作者は。

クリーンナップと言えば野球用語では3、4、5番を打つバッターだがアメリカでクリーンナップと言ったら4番打者のみ。英語でのそのままの意味は「一掃する」とか「お掃除する」とかそういう時に使われる通り、塁上のランナーを「一掃」、つまり、全員返すという期待が篭っている呼び名だ。こういう言い回しは粋であり見習いたい。
映画版では出動BGMだと言うのにご丁寧に翻訳がついている。字幕担当はかの有名な戸田奈津子先生であるが戸田先生がトンデモない翻訳をしてしまった映画で打線を組んだというまとめサイトのネタでやはりゴーストバスターズはクリーンナップを打っていた。この初出動の翻訳場面でも名に恥じない打撃を見事に放ち歌詞を知っている者をうならせることウケアイだ。





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Tom Jones - 「If I Only Knew」

Tom Jones - 「If I Only Knew」

▼ニコニコ

邦題「恋はメキメキ」。テレビでのCM等でよく起用される曲なので耳覚えあるのではなかろうか。

筆者が英語がさっぱりわからなかった頃、有名な箇所「メキメキらぶゆー」の部分、「このメキメキってなんて言っているのだろう?」と気になりパソコンでちゃんとしたタイトルを打って歌詞を調べてみたら「メキメキ」と書いてあってさらにその言葉だけで検索したら「恋はメキメキ」と出てきたというまさにお役所仕事をYahooにされた。パソコン黎明期なんてそんなもんであったのだよ。しかし英語に疏かった筆者は「メキメキという英語があるのだなぁ」と感心したものである。

トム・ジョーンズの曲として非常に有名だが元々はRise Robots Riseというバンドの曲。
出た、これだ。
洋楽、特にアメリカはカヴァーした人がヒットさせて「いや、それ元は違う人の曲だよ」というパターンが多数存在する。しかし名曲ならばそれでも何も問題ありませんよね。原作者にも素敵なカヴァーをした人にも拍手と敬意を。
「ばせばらら」での起用理由は本当に偶然でたまたまある友人が遊びに来ていて洋楽のプレイリストをかけていたらこの曲がかかっている時にこのお話が出来上がり、その出来を友人に観てもらったら、お話の内容に爆笑しながら「この曲の「イェー!」って長く言ってるところも吐いてるみたいじゃね?」といいはじめ、このアニメのBGMにしろとしつこく言うのでこれになった。苦情はその友人にどうぞ。筆者は代弁は受け付けません。





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Sarah Brightman - 「Time To Say Goodbye」

Sarah Brightman - 「Time To Say Goodbye」

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邦題「君と旅立とう」。

筆者は大変に気に入っているレストランがある。本格イタリアンが楽しめるのだが格式は高くなく、日本人でも気軽に利用出来るので是非皆様もお近くにあるのであれば一度行ってみて欲しい。「サイゼリヤ」というお店なのだが。
さあ冗談はともかく。サイゼリヤは元々千葉県で広く知られていて東京でも名前を出せば「ああ、あのハンバーグが安いファミレス?」くらいの認知度はあった。それがいつの間にか至る所で観れるようになった。こんな出世するとは筆者も驚きである。大好きな店だから嬉しいし、昔は「サイゼによく行く」なんていう台詞は「おいらは田舎食堂に通う貧乏人でごわす」という台詞の代弁でもあったからだ。今でもそうかもしれない。しまった言うべきじゃなかったかも知れない。
そんなサイゼリヤであるが本格イタリアンを提供しているかは筆者はイタリア料理に長けて無いためわからないが内装と店の雰囲気はかなり頑張っていると思う。イタリアのレストランがあんな感じかどうかはわからないがなんとなく「おお、なんか欧州っぽい」雰囲気は出ている。ヨーロッパに行ったこと無いのでわからないが。
サイゼリヤは手軽な料金設定でいつ言ってもかなり賑わっているがトイレは流石に静かなもので、そこでよくイタリア語だかスペイン語だかわからない曲が店内BGMで流れていることに気がつく。まあイタリアンレストランと言ってるくらいだからイタリア語なんだろうけども。
このお話ではメンバーがファミレスっぽいところでくつろいでいるという理由だけでイタリア語の曲をチョイスした。別にサイゼリヤでぐだ巻いている訳ではないけども、そこは筆者の条件反射なのであろう。

しかしこのイタリア語(一部英語)の曲を歌っているサラ・ブライトマンはイギリス人ソプラノ歌手。ミュージカル出身で今では有名ミュージカルである「キャッツ」の初演や「オペラ座の怪人」のオリジナルキャラ”クリスティーヌ・ダーエ”を演じ大成功。オペラ座の怪人の時に歌った”ミュージック・オブ・ザ・ナイト”で1991年日本紅白歌合戦の出場も果たしている。(紅白歌合戦なんて世界の人から観たらかなりどうでも良いイベントだが一応(笑))ポケモンの劇場版のエンディングテーマに起用されたりジブリの曲をカバー(しかもトトロの「風の通り道」は日本語でカバー)したり日本人にも馴染みが深いがやはりサラ・ブライトマンと言えばこの曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」であろう。
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は先にも描いたとおり歌詞のほとんどはイタリア語である。原曲はイタリア人歌手アンドレア・ボチェッリの歌で全てイタリア語。元のタイトルは「Con Te Partiro(コン・テ・パルティロ)」。発売当初の1995年は本国イタリアでは大ヒットと言われるほどは売れなかったがフランス、スイス、ベルギーでは爆発的なヒットとなった。その翌年1996年にサラ・ブライトマンがボチェッリにデュエットを申し出て曲名を含む一部を英語に変えて共演し歌った所ヨーロッパ中で大ヒット。結果的にシングルが1500万枚、アルバムを含めて2500万枚という世界的大ヒットとなった。

そんな曲であるので日本ではドラマ等でよく起用される。優雅で歴史的、さらにどこか厳粛な欧州の雰囲気を存分に醸し出してくれる。が、そのギャップを利用してか海外では意外とコメディ映画で起用されているイメージも(笑)まあギャップで笑ってしまうというのは世界共通なのでしょうね。「こいつ何の取り柄もないのに歌だけはやけに上手いな」というシーンで歌われる曲はこの曲か「アヴェ・マリア」が多い。気がする(笑)「アヴェ・マリア」も検索するとサラブライトマンがかなり上位に出るなぁ。





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Blues Brothers band - 「Can't Turn You Loose」

Blues Brothers band - 「Can't Turn You Loose」

▼ニコニコ

この曲こそ、「曲名は知らないけど聞いたことある!」と思う方が非常に多いのではなかろうか。と、言うのもこの曲自体ももちろん有名で番組やCMのジングルやテーマソングで起用されるのだが、それに飽きたらずたまに違う曲の中にこの旋律が現れることがある。それだけ乗り易く弾けるように心地よい曲なのだ。

この曲のオリジナル版ではちゃんと歌詞があるがやはり有名なのはこの歌詞なしのバージョン。説明するのも野暮かも知れないがお若い方にはご存じないかと思うので復習も兼ねて紹介したい。

ジョン・ベルーシとダン・エイクロイド演じる「ブルース兄弟」をはじめとするコメディアンで結成されたバンド「ブルースブラザーズ」はアメリカのコメディアン登竜門番組「サタデーナイトライブ」内コーナーで超人気を博し、勢いそのままに映画化。超豪華有名音楽アーティストの面々や楽曲が登場し洋楽ファンにはたまらないミュージカルコメディ映画として世界的にヒットした。そのブルースブラザーズがテーマ曲として演奏するのがこの曲でその楽しげなメロディとノリノリの演奏はたった2分程度なのに見聞きしている人たちの退屈な世界をガラリと変えてしまう。
人気絶頂の中、ブルース兄弟は兄役を演じていた超人気コメディアン、ジョン・ベルーシの急逝によって解散をしてしまう。大切な相棒を失った弟役のダン・エイクロイドは悲しみにくれどん底まで落ち込むが気を取り直し臨んだ映画はまたもや世界中で大ヒットする。それが先に紹介した「ゴーストバスターズ」である。ダン・エイクロイドはゴーストバスターズ内では初期メンバーの1人「レイ」を演じている。ちなみにビル・マーレイ演じる「ピーター」役には当初ブルース兄弟の兄役を演じたジョン・ベルーシが演じる予定だったそうだ。ゴーストバスターズには緑色の大食いスライム君が有名だがこのスライムはジョン・ベルーシを追悼してジョン・ベルーシに似せて作ったとのこと。あ、またゴーストバスターズの話してる!まあ、僕も大好きですからねゴーストバスターズ(笑)

実は当初はこのお話、もう少しスピード感溢れるはちゃめちゃドライブ劇になる予定だったのですがシンプルにするために一気にカット(笑)なのでBGM化は見送るかなー……と思ったものの、このお話でばせばららは一旦お休みになるということで大好きな曲で一旦お別れ!ということで思い切っての起用。





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Nena - 「99 Luftballons」

Nena - 「99 Luftballons」

ニコニコ

邦題「ロックバルーンは99」。
ここで豆知識。日本ではもはや駅前や繁華街にはあってトーゼンとなっている娯楽施設”カラオケ”はカタカナではあるものの「空(から)オーケストラ」の略称でバリバリ日本語が混じっている現代に出来た造語。元々はバンドマン用語であったのだが驚くべきことに実は世界共通語でもありお国柄ちゃんと発音は出来なくてもKARAOKEと言えば少なくともカラオケがある国ではほとんど通じる。
何故カラオケの話をしたのかと言うと、現在では日本のカラオケマシンには邦楽だけでなくある程度の洋楽も取り揃えているが昔はビートルズなど日本人なら誰でもメロディは知っているほどの超有名な楽曲しかカラオケには入っていなかった。英語ではない曲は特にそうでありドイツ語の曲に至ってはたった2曲しか入っていなかった。

そのうちの一つがこの「ロックバルーンは99」である。
ちなみにもう一つが「ジンギスカン」である。

世界共通語であり第二国語として設定している国も多い英語の洋楽は割と世界でヒットしやすいがそうでない楽曲はなかなか火がつきにくい。そういう意味ではこの曲は大変珍しくドイツ語の歌なのに世界中で大ヒットした。しかも世界への広がり方がいささか面白い。ドイツ国内でヒットした後この曲を偶然聴いていたカルフォルニア州のラジオDJが気に入ってそこからアメリカ西海岸のラジオで火が尽き、そこから全世界へ広がったのだが、なんとそれからスイス、オーストリア、イギリス等はドイツのお隣の国なのに一度アメリカを経由をしての言ってみれば逆輸入的なヒットの仕方をしている。
もちろん”全世界ヒット”の中には日本も含まれていてリリースの翌年である1984年4月から4週連続で洋楽チャート1位に輝いている。非常に有名な曲なので歌詞の解説・和訳をしているサイトは検索すればすぐ見つかるためここで詳しくは書かないが一言で言うと「戦争をする滑稽さ、そしてその後の虚しさ」を揶揄に表現している反戦の曲。テーマは重たいが歌詞は非常に考えられているので詩的な方は和訳を眺め寓話を頭に浮かべるのも楽しいと思う。
ただやはりドイツ語は難解なのか元の歌詞ではなく英語でカバーされたものから和訳している人も多い。それでも問題はあまりないのだが英語の方は歌いやすさから歌詞が「99 red balloons(99の赤風船)」に変わっている。しかし原題は「99(99の) luft(英語で言う”Air”。空気の入った、空中に浮かんでいるという意味) balloons(風船)」。赤い風船と訳していたら英語からの訳か、はたまた訳している人の詩的センスが炸裂しているかのどちらか。後者も情景をつけさせるために大事なんですよ。

「ばせばらら」の使用理由についてはお話しの中で「水曜どうでしょう」の有名なシーンをパロディしている所があるのだがこれは北欧の国々をレンタカーで入国して回るという企画中に起こったとある事件のパロディでその事件があった場所がドイツであったことからドイツの曲を使うことに決めた。
本当は「北欧」の企画中にも紹介されたSVEN-INGVARSの「MARIE,MARIE」を流したかったのだがどうしても楽曲が手に入らなかった。かと言ってABBAを流すのも間抜けだし…ねぇ(笑)どうやら水曜どうでしょう内で流れた「MARIE,MARIE」はカバー(セルフ?)だったらしく元曲は随分と違う曲調みたいでそちらはAmazonで売っていた。……と、言っても筆者はオランダ語は全くわからないため間違えている可能性もある。ご了承の程を。
ちなみにこの回でパロディネタをやった福子の役を演じているJ-Nekoko様は北海道のご出身でこのパロディ元を勿論知っていたという逸話も併せて紹介してさせて頂きます。なんと高校の時、担任の先生が大泉洋さんの大ファンで高校をサボってイベントに行ってしまったのだとか……いや、先生がサボるなよ!と言いたいですが、それほど大人気の番組なのですね(笑)

かなりどうでもよい余談だがタモリ倶楽部内人気コーナー「空耳アワー」で滅多に贈呈されることはないことで有名な最高景品である空耳ジャンバーを獲得している曲でもある。(と、言っても贈呈アイテム選出時にタモリさんは「これ長いこと吊るしてたしあげちゃうか」と結構軽い気持ちであげていたような(笑)。)空耳部分は1番のAメロ部分で本動画では11秒付近のらいにゃの台詞の真ん中。「(そのまんま)東、多分変態よ」と言っている。英語がちょっとでもわかる人が英語の曲で空耳を探そうとしても無駄に単語や文法を知っているせいでなかなか見つけられないが、そんな人でも英語とは全く違うドイツ語ならば大丈夫。是非空耳を掴まえてみて欲しい。

アメリカで全米チャート(ビルボード)2位を獲得したこの曲だが奇しくもこの紹介文を書いている時になんとあろうことか日本人が全米チャート77位に入るという快挙のニュースが入ってきた。日本人の全米チャート入りは松田聖子さん以来26年ぶり、7人目の快挙だ。その人物とはピコ太郎さん。筆者は"きりもみ空中3回転"が大好きだったのでとても嬉しい。日本人では坂本九さんが「上を向いて歩こう」で全米1位を過去に取っているがそういえばこの「99 luft balloons」を紹介しているあるサイトでは「ドイツ語の曲で全米2位なんで簡単に言うとドイツの"上を向いて歩こう"です」と言っていました。それほど信じられない快挙なのだ。
ちなみに「上を向いて歩こう」は海外では「SUKIYAKI(すき焼き)」と言うタイトル。イギリスのレコード会社の社長が曲を大変気に入り本国でジャズカバーをしようとしたのはいいがレコードに日本語で書かれていた「上を向いて歩こう」の字が(そりゃまあ外国人だから当然)全く読めず、その社長が知っている日本語が「サヨナラ」と「すき焼き(日本に行って食べた思い出の品)」しかなく、前者では暗いという理由で後者に。全英チャート10位以内に入るヒットを見せたものの海を渡りアメリカに来たジャズ版「上を向いて歩こう」はヒットせず。しかし偶然にもとある高校生アメリカ人が日本人文通相手に送って貰ったという本物の方の「上を向いて歩こう」のレコードをワシントン州のラジオ番組DJに送りつけ番組でかけてみたら問い合わせが殺到するほどの人気に。その後アメリカでも発売されることが決まったのだが曲名が今度は「SUKIYAKA(すきやか。意味不明。SAKAMOTOのSAKAと韻を踏みたかっただけでそのタイトルにしようとしたらしい)」になりそうになったが東芝レコードの方に説得されてなんとか「SUKIYAKI」に戻したそうだ。よくやった東芝……いや、すき焼きってなんだよ、やっぱり。
「SUKIYAKI」は1962年5月から全米チャート3週連続1位、2016年現在、世界歴代シングル売上記録では1300万枚売っている。





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Seu Jorge - 「Japonesa」

Seu Jorge - 「Japonesa」

▼ニコニコ版

 
まとめようと記事を探していたら
こちらの方が詳しく非常に楽しくまとめられていたので
下記サイトをご参照ください(笑)

【NAVERまとめ】
変な日本語がチラチラするヤキソバ・ファンクがカッコよすぎる!







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