ヴィレッジ・ピープル - 「YMCA」 

▼ニコニコ版

ばせばららオープニングソング。日本人なら誰もが一度は聞いた事があるほど、テレビ、CM、イベント会場……とにかくいろんな場所で流れている曲!その音楽のノリの良さからゲイの人の曲とは知らない人も多いハズ!ニコニコ動画内ではコメントでも「(歌っている)ヴィレッジ・ピープルはホモ」とも書かれてしまっているが、実はヴィレッジ・ピープルはなんとヴォーカル以外、バックコーラスは全員ゲイというスゴイグループだ!(なおヴォーカルも影響されその後ゲイになってしまったという噂)

ゲイではなかったヴォーカルは元々、かなり実力のあるシンガーでバックコーラスをしていた時にプロデューサーに目をつけられる。しかしそのプロデューサーが「ゲイグループで売ろう!」ととんでもない提案。こうして活動をはじめたのだが「ゲイを馬鹿にするな」とゲイからは評判が悪かった。そこで曲が誰にでも受け入れられるようポップ路線にしたところ、これが大当たり。
1978年に出した「マッチョマン」(こちらも有名な曲なので1回は耳にしたことがあるハズ!)が全米25位内に入るというヒット、そして同年11月に出したこの曲「YMCA」が入ったアルバムは初登場31位に入った後、みるみる順位を上げていく!結局1位は獲得できなかったものの、2位を3週連続で、さらにTOP10内に12週、TOP40内に20週留まる大ヒット!イロモノでも曲が良ければちゃんと売れるという証明を見事果たしたのであった。ちなみに「世界で爆発的に売れたシングル記録」では「YMCA」は2016年現在、1200万枚となっている。

グループコンセプトがコンセプトなのでかなり意味深な歌詞が並ぶ「YMCA」だがその曲調そのままで英語で書かれた歌詞はかなり前向き。別に「ゲイ」とか「ホモ」とかそういう単語が出てくる訳ではない。YMCAというのはキリスト青年会のことで一般的に「YMCA」と言えばその団体が提供している格安の宿を指す。そこがゲイの交流場……という訳では……ない……とは思うのだが(笑)しかし「熱心な男キリスト教信者=ゲイ」というジョークが炸裂している西洋では無事に曲の歌詞とYMCAという単語で「ああ、そういうことか」と納得出来るという訳である。日本人は知らないが海外ではこのYMCA=ゲイソングというのは常識。ただしこの曲の大ヒットのおかげでYMCAの宿泊地では逆にゲイは盛り上がること無く自粛したというエピソードもある。

野球とのつながりで言えば、プロ野球では5イニングが終わるごとにグラウンド整備(野球選手たちがスライディングなどプレイ中に荒らした地面を簡単にではあるがならす時間)やストレッチタイム(イニング間に観客に「椅子に座りっぱなしじゃ不健康だからたまにはちょっと身体動かそうぜ」という意図で簡単にダンス等させる)で流される。もちろん本場アメリカメジャーリーグからの導入だ。確かにあの腕でやる「YMCA」は軽い運動には最適なダンス……と言いたいところだが実はあのジェスチャーは日本オリジナル。西城秀樹のヤングマンで取り入れられたものでその後来日したヴィレッジ・ピープルが西城秀樹により直伝されたものだ。その後もヴィレッジ・ピープルはライブでYMCAを歌う前に観客に振りを教えるのが恒例。
日本では日本ハムファイターズ主催試合で5回終了後に流れるが曲のクライマックスではグラウンドキーパー(整備員)の動きにも注目!





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